美味しいスパークリングが飲みたい!
そんな時、高いスパークリングやシャンパーニュを買えばある程度の味は期待できますが、毎日毎日高級ワインを開ける訳にも行きません。
ましてや、高いのを買ったけどあんまり好みじゃなかったら大惨事…
やっぱり毎日飲むなら、安くて美味しい安旨ワインが最高です。
そんな訳で、この記事では『1,000円前後でも美味しい【スパークリング】ワイン』を紹介していきたいと思います。
この記事のポイント
- チリや南アフリカなど『ニューワールド』のワインがコスパ良
- スパークリングは赤や白よりも少し高くなりがち
- デイリーワインは入手性も重視すべき

赤・白ワイン編はこちら
コスパの良いワインを選ぶ2つのコツ
低価格帯でも良質なワインを探すには、2つのコツがあります。
- チリ、南アフリカなどの『ニューワールド』のワインを選ぶ
- 大手輸入業者のワインを選ぶ
の2点です。

チリ・南アフリカなど『ニューワールド』のワインを選ぶ
『ワインといえばフランス!』
というイメージがあるかと思います。
確かにフランスワインは伝統があり、ボルドー・ブルゴーニュをはじめとして世界トップクラスのワインを生産します。
しかし、その一方で『フランスワイン』というものがブランド化し、ワインの価格も高くなりがちです。
フランス、イタリア、ドイツなどのいわゆる『旧世界』(ワインの歴史がある国)のワインにはこの傾向があります。
一方で、チリ、南アフリカ、アメリカ、オーストラリアなどは比較的ワインの歴史が浅い『ニューワールド』と呼ばれる国です。
これらのワインはブランドによる値段の高騰が少なく、価格に対してクオリティの高いものが手に入る傾向があります。
その中でもチリ・南アフリカは気候や人件費・関税などの条件から、特にコストパフォーマンスに優れています。
と言っても、スパークリングは必ずしもこの限りではありません。
スペイン・イタリアなども非常にコスパの良いスパークリングを産出しています。
大手輸入業者のワインを選ぶ
国内には、サントリー・サッポロなどの大手飲料メーカーを初めとして、大小様々な輸入業者(インポータ―)が存在します。
小さいながらも目利きがよく良質なワインを扱うインポーターもありますが、大手に比べるとどうしても競争では不利になりがちです。
- 大量ロット購入、専属契約による価格交渉力
- 輸送ルート、保管場所の確立・自社化などのコストカット
などといった面で大手インポーターは価格面で優れている傾向があります。
また、デイリーワインなので入手しやすさも重要です。
大手のものはロットも大きく取扱い店やネット通販も充実しているため、この点も基準の一つにしています。
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コノスル スパークリングワイン・ブリュット(チリ)
- 価格:1,200円~1,500円前後
- 味わい:辛口
- 生産国:チリ
- 品種:シャルドネ95%、ピノ・ノワール5%
赤ワインや白ワインでも紹介した『コノスル』。
やっぱりスパークリングも抜群の安定感ある味わい。編集部イチ押しです。
特に日本食に合うので、『酵母の泡』と飲み比べてみてください。
また、ロゼもあるのでこちらもおすすめです!
イチジクやオレンジの花などの華やかな香りとレモンなどのフレッシュな果実の香りがトップノートに感じられ、ミネラルのニュアンスやハチミツ、酵母などの香りが複雑さを添えています。
ミネラル、新鮮な果実の凝縮味を楽しむことができ、溌剌とした酸が全体を引き締めています。
出典:Amazon
フレシネ コルドン・ネグロ(スペイン)
- 価格:1,000円前後
- 味わい:甘口
- 生産国:スペイン
- 品種:パレリャーダ、マカベオ、チャレロ
カヴァ(スペインのスパークリング)の世界的ベストセラー。
高級感のあるボトル、そして1,000円とは思えない味わいで、非常に満足感の高い一本。
とりあえずコレ!という感じでおすすめのスパークリングです。
瓶内2次発酵からつくられたスペインを代表するカヴァ、フレシネの代表ブランド。
柑橘系の香りとキリッとした酸味の爽やかな口当たり。
どんな料理にも合う辛口のスパークリングワインです。
出典:Amazon
マンズ 酵母の泡 甲州 キューヴ・クローズ・セック(日本)
- 価格:1,500円前後
- 味わい:中辛口
- 生産国:日本
- 品種:甲州
最も売れている日本スパークリングワイン。
甲州の風味と中辛口の口当たりが日本料理に合う一本です。
辛口がお好みの方は、青いラベルの『ブリュット』を。
■甲州種特有の上品な香りと柔らかな酸味がバランスよく、心地よい口あたりで飲み口の良さが特長です。
■「キューヴ・クローズ」方式特有の厚みのある複雑な香りと優しい口当たりで飲み飽きしません。
■料理と一緒に楽しむのに最適のやや辛口(セック)のスパークリングワインです。
出典:Amazon
ヴィッラ サンディ プロセッコ(イタリア)
- 価格:1,200円~1,500円前後
- 味わい:辛口
- 生産国:イタリア
- 品種:グレーラ
世界的に高い評価を得ているイタリアのプロセッコ。
辛口ではありますが、フルーティーな味わいとクリーミーな泡で柔らかい印象を受けます。
ロゼもありますので、ロゼスパークリング好きな方にはおすすめです。
フレッシュな果実味、酸味、滑らかな泡など、シンプルながら緻密でバランスのとれた味わいを感じることができる。
シトラスや白い花の蜜の香りがあり、キリっとした酸味に、ほんのわずかに感じる甘さがアクセントに。
出典:Amazon
ガンチア・ブリュット・スプマンテ(イタリア)
- 価格:1,500円前後
- 味わい:辛口
- 生産国:イタリア
- 品種:ブレンド
イタリアで最も歴史のあるスパークリングワイン『ガンチア』。
1,000円台とは思えないクオリティで、ハーフサイズボトル(375ml)もあるので少量飲みたい方にも嬉しい一本です。
甘口が好きな方はアスティや、ロゼもバリエーションがあります。
きめの細かい泡立ちと、新鮮な果実の香り。繊細でフルーティな味わいの、スタイリッシュな辛口です。
出典:Amazon
アカデミア ブルー(イタリア)
- 価格:1,500円前後
- 味わい:辛口
- 生産国:イタリア
- 品種:プロセッコ
お洒落な女子受けボトル…と侮るなかれ。
可愛いボトルと裏腹にキリっと辛口、どんな料理にも合う一本です。
ホームパーティーに持っていくと場も盛り上がるかも?
淡い麦藁色。
きめ細かく長くたなびくペルラージュ。
ゴールデン種のリンゴ、パッションフルーツ、パイナップル、アカシアの花の豊かな芳香があります。
非常にフルーティーな辛口で、爽やかなのど越し。
ミネラルと酸のバランスのとれた心地よい味わいです。
出典:Amazon
サンテロ ブラック・ブリュット(イタリア)
- 価格:1,000円~1,500前後
- 味わい:辛口
- 生産国:イタリア
- 品種:グレーラ50%、シャルドネ30%、ピノ・ビアンコ20%
日本で最も売れているスパークリングワインブランド『サンテロ』。
辛口ながら、フルーティかつすっきりとした味わいで非常に飲みやすい一本です。
ちょっと甘味のある方が好きな方はオレンジラベルの『ピノ・シャルドネ』を。
花のようなアロマに新鮮なフルーツの香り。
フレッシュな口当たりと果実味溢れる味わいはアペリティフにはもちろん、どんなお食事とも合うワインです。
出典:Amazon
サンテロ 天使のアスティ(イタリア)
- 価格:1,200円~1,500円前後
- 味わい:甘口
- 生産国:イタリア
- 品種:ブレンド
同じく『サンテロ』からもう一本。
この『天使のアスティ』は甘口で非常に飲みやすく、冷蔵庫でキンキンに冷やして飲むのがおすすめです。
赤のスパークリング『天使のロッソ』もありますよ。
天使のアスティは、マスカットの華やかな香りと爽やかな風味を持つ甘口のスパークリングワイン。
優しい味わいで、女性を中心に世界的に人気があります。
出典:Amazon
エレタット・エル・パドルウェル カヴァ ブリュット(スペイン)
- 価格:800円~1,000円前後
- 味わい:辛口
- 生産国:スペイン
- 品種:パレリャーダ、マカベオ、チャレロ
少し重めのしっかりとした造りのスパークリング。
1,000円以下で買えるとは思えないクオリティの一本です。
フレッシュなハーブ、柑橘、はちみつ、熟成したミネラルの印象のアロマ。
口に含むときめ細かく繊細な泡が優しく口の中に広がり、フィニッシュで豊かな果実味、繊細な酸が広がります。
出典:Amazon
マルティーニ ブリュット(イタリア)
- 価格:800円~1,000円前後
- 味わい:辛口
- 生産国:イタリア
- 品種:パレリャーダ、マカベオ、チャレロ
世界で一番売れているイタリアスパークリング。
ベストセラーだけあって、『外さない』一本です。
飲みきれない人はハーフサイズ(375ml)もぜひ。
程よい酸味と力強い個性が特徴的な辛口。
フィニッシュは新鮮な青りんごの余韻が広がり、食事を引き立てる味わい。
出典:Amazon
まとめ
- とりあえずコレ → コノスル、フレシネ、酵母の泡
- ロゼ → コノスル、ヴィッラ、ガンチア
- 甘口 → 天使のアスティ
1,000円前後のスパークリング10本を紹介させて頂きました。
スパークリングは赤・白に比べて少し価格が高くなりがちで、選択肢も少ないのが難しいですね。
赤や白で紹介した『モンテス』や『カッシェロ・デル・ディアブロ』のスパークリングも美味しいのですが、価格が2,000円台と少し予算オーバー。
『アルパカ』はスパークリングが約1,000円前後なのでわざわざ買うなら上記ラインナップの方がおすすめ、『サンタ』はスパークリングなし。
しかしスパークリングは幅広い料理に合って非常に使いやすいので、お気に入りの一本を見つけておくと便利ですね。
是非、色々試して毎日の定番を見つけてみてください!

もし迷ったら、上のほうから試してみてくださいねっ